2012年6月に東北大学クリニカル・スキルスラボが艮陵会館に移設され、地域開放型の施設として、年間約16,000名という多くの方々にご利用いただいています。11年間で社会情勢が大きく変わるに伴い、運営も変化していますが、利用者・関係者の皆様のご協力に御礼申し上げます。2023年4月から石井誠一先生の後を引き継ぎ、センター長として利用者と運営を担当されている皆さんが、安心して活動できることを第一に務めます。どうぞよろしくお願いいたします。
運営は2つの目標を掲げます。
1つ目の目標は、東北大学関係者のみならず、外部の皆様にできるだけ多くご利用いただくことです。当スキルスラボはシミュレータやファントムと呼ばれる医療教材、実際の医療機器を多数整備しています。個人の臨床対応からチーム医療まで、様々なシチュエーションを再現し、医療技術を養い、状況判断を身に着け、コミュニケーション能力を向上させるトレーニングが可能です。医療従事者や医学教育に限らず、介護施設の職員や学校の先生の学習の場としてもご活用いただいています。
2つ目の目標は、医学教育の研究と新たな研修システムの創出です。これまで科学研究費補助金を取得した医学教育に関する研究を推進し、知財の取得、そして2022年には大学発ベンチャーを起業した実績があります。企業や教育や医療・医学を超えた活動をしたい方にも集まっていただければ幸いです。
利用したことがない方は、わからないこともあると思います。ご要望にはなるべく対応し、本スキルスラボのスタッフが丁寧にサポートしますので、まずはお気軽にご相談ください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。
東北大学クリニカル・スキルスラボ センター長 山内 正憲
(麻酔科学・周術期医学分野 教授)
山内 正憲 Masanori YAMAUCHI センター長・教授
専門領域
医学教育プラットフォームの開発、臨床教育、組織マネジメント
麻酔科学、ペインクリニック、神経ブロック
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安定した運営、新たな医学教育の創出を目標にしています。ご興味のある方は、気楽にお問い合わせ下さい。
荒田 悠太郎 Yutaro ARATA トレーニングコーディネーター
専門領域
医学教育学、シミュレーション医学教育、コーチング
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医療や教育に関わる全ての人が、医学を学ぶことのできる施設となっています。皆様のニーズに沿って、いま必要な知識や技術を提供できればと考えております。
その他
漠然とした内容でも構いませんので、まずどのようなトレーニングがしたいのか、お気軽にお問い合わせください。一緒に具体化していきたいと思います。また、見学にも随時対応しております。
今井 浩之 Hiroyuki IMAI インストラクター
専門領域
救急救命士
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現場での経験を生かしたシミュレーションができればと思っています。
その他
シミュレーション教育を通じて、現場にて即時対応できるよう学んでいただくことが、今後の各個人の資質の向上へつながるものと思います。
須藤 剛志 Takeshi SUDO インストラクター
専門領域
看護師
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一次救命処置などの急変対応シミュレーションから、現場で役立つアセスメントトレーニングの指導者を目指して日々頑張っています。
その他
勉強したいけど勉強する機会の少ない方々、院内の研修会をどうしたらいいかなど悩んでいる施設の研修担当者様、既に研修を実施しているけどもより充実した内容にしたいという施設の皆様に是非ご利用いただきたいと思います。研修内容の計画から始めていきましょう。
事務員 2名
遠藤 智之 Tomoyuki ENDO (東北医科薬科大学)
専門領域
救急医学、集中治療、循環器、シミュレーション医学教育
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救急・集中治療関連のシミュレーションを中心に実施しています。高機能シミュレータと実際の臨床機器を組み合わせたリアルなシミュレーションを得意としています。
その他
他のスキルラボではまだ実施していないようなシナリオトレーニングを企画しています。現場にいるような感覚でトレーニング可能です。チーム医療、ノンテクニカルスキルなども実践可能です。
小林 正和 Masakazu KOBAYASHI (東北大学病院高度救命救急センター)
専門領域
救急医学、集中治療、プライマリーケア、シミュレーション医学教育
コメント
今、病院での医療安全の重要性が叫ばれています。
現場の医師・看護師の急変対応スキルが向上すれば、より多くの患者さまが救われることでしょう。
シミュレーション教育を通じて、日常的に遭遇する機会の少ない重症患者診療や急変対応のトレーニングができればと考えています。
大西 詠子 Eiko ONISHI (東北大学病院麻酔科)
専門領域
麻酔科学、ペインクリニック、神経ブロック、シミュレーション医学教育
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シミュレーションを活用した医学教育のプラットフォームを研究し、開発しています。教育は未来へ繋がる大切な架け橋です。今の患者さんだけでなく、将来の患者さんのためにもリアルで実践的な医学教育となるよう、スキルスラボでの実習に取り組んでいます。
その他
学生時代から趣味で行っていた動画編集のスキルが、麻酔科の医学教育へも活かされています。”学びは楽しく実践的に”を目標に、指導者としても努力を続けていきます。