平成24年6月に東北大学クリニカル・スキルズラボが艮陵会館に移設され、地域開放型の施設として、以前にも増して多くの方にご利用いただくようになりました。医療には新しい技術だけではなく、安全性も強く求められています。
本スキルズラボには、シミュレータと呼ばれる医療教材と、実際の医療機器を多数整備しており、これらを活用して研修を行うことで、技術の習得だけでなく、医療安全に対する考え方、チーム医療を推進するための能力を身につけることができます。個人の臨床能力の向上はもちろんのこと、個々の施設で提供される医療の質の向上も期待できると考えます。
また、本スキルズラボは、外部の皆様にできるだけ多くご利用いただくことを目標の1つに掲げています。これまで地域の病院の研修医の指導、看護部の研修、さらには個人学習等でご利用いただいております。これらは、医療従事者に限らず、介護施設の職員の方や学校の先生方の学習の場としてもご活用いただいております。
しかし、研修のご担当者のなかには、どのような研修を行うべきか悩まれる方も多くいらっしゃると思います。その場合は、本スキルズラボのスタッフが丁寧にサポートしますので、まずはお気軽にご相談ください。
皆様のご利用を心よりお待ちしております。
東北大学大学院医学系研究科クリニカル・スキルスラボ
センター長 石井 誠一 特命教授
石井 誠一 Seiichi ISHII センター長
専門領域
医学教育カリキュラム開発、知識・技能・態度の評価法開発
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当スキルズラボは医学部学生の技能教育に加え、医療系専門職の高度なシミュレーション教育を行っています。また、地域への開放という目標を掲げ、学外の皆様の利用を歓迎しています。どのような使い方ができるか、まずは問い合わせてみて下さい。
荒田 悠太郎 Yutaro ARATA トレーニングコーディネーター
専門領域
医学教育学、シミュレーション医学教育、コーチング
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医療や教育に関わる全ての人が、医学を学ぶことのできる施設となっています。皆様のニーズに沿って、いま必要な知識や技術を提供できればと考えております。
その他
漠然とした内容でも構いませんので、まずどのようなトレーニングがしたいのか、お気軽にお問い合わせください。一緒に具体化していきたいと思います。また、見学にも随時対応しております。
今井 浩之 Hiroyuki IMAI インストラクター
専門領域
救急救命士
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現場での経験を生かしたシミュレーションができればと思っています。
その他
シミュレーション教育を通じて、現場にて即時対応できるよう学んでいただくことが、今後の各個人の資質の向上へつながるものと思います。
須藤 剛志 Takeshi SUDO インストラクター
専門領域
看護師
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一次救命処置などの急変対応シミュレーションから、現場で役立つアセスメントトレーニングの指導者を目指して日々頑張っています。
その他
勉強したいけど勉強する機会の少ない方々、院内の研修会をどうしたらいいかなど悩んでいる施設の研修担当者様、既に研修を実施しているけどもより充実した内容にしたいという施設の皆様に是非ご利用いただきたいと思います。研修内容の計画から始めていきましょう。
事務員 2名
遠藤 智之 Tomoyuki ENDO (東北医科薬科大学)
専門領域
救急医学、集中治療、循環器、シミュレーション医学教育
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救急・集中治療関連のシミュレーションを中心に実施しています。高機能シミュレータと実際の臨床機器を組み合わせたリアルなシミュレーションを得意としています。
その他
他のスキルラボではまだ実施していないようなシナリオトレーニングを企画しています。現場にいるような感覚でトレーニング可能です。チーム医療、ノンテクニカルスキルなども実践可能です。
小林 正和 Masakazu KOBAYASHI (東北大学病院高度救命救急センター)
専門領域
救急医学、集中治療、プライマリーケア、シミュレーション医学教育
コメント
今、病院での医療安全の重要性が叫ばれています。
現場の医師・看護師の急変対応スキルが向上すれば、より多くの患者さまが救われることでしょう。
シミュレーション教育を通じて、日常的に遭遇する機会の少ない重症患者診療や急変対応のトレーニングができればと考えています。
大西 詠子 Eiko ONISHI (東北大学病院麻酔科)
専門領域
麻酔科学、ペインクリニック、神経ブロック、シミュレーション医学教育
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シミュレーションを活用した医学教育のプラットフォームを研究し、開発しています。教育は未来へ繋がる大切な架け橋です。今の患者さんだけでなく、将来の患者さんのためにもリアルで実践的な医学教育となるよう、スキルスラボでの実習に取り組んでいます。
その他
学生時代から趣味で行っていた動画編集のスキルが、麻酔科の医学教育へも活かされています。”学びは楽しく実践的に”を目標に、指導者としても努力を続けていきます。